昭和30年代の世相

この頃は、テレビの創世記であり、スポーツやアメリカのドラマなどが人気がありました。日本の番組の中では月光仮面・少年ジェット・解決ハリマオなど、各家庭にはまだテレビがなかったので、テレビのある家にみんなが集まって見ていましたが、
特に人気のあるスポーツ(野球・プロレス・大相撲)などは、街灯テレビなどにみんなが集って見ており、ジャイアンツ・力道山・栃錦・若乃花が映る時は、大勢の人だかりができました。またみんなが、お風呂屋のテレビで見ているので、その時ばかりは湯ぶねが空いており、ゆっくり入れた事をおぼえています。
その後、自分の家でもテレビが見られる様になってからは、テレビを見ない日はなかった。最初に見たのが、チロリン村とくるみの木と言う人形劇で夢中になって見ていました..その他、アメリカドラマでローハイド・ハワイアンアイ・逃亡者・ララミー牧場などが今でも印象にのこっています。
その頃は、テレビのない生活は考えられなかった。成績はそれほど悪くはなかったが、勉強した事はあまり覚えておらず、遊びとテレビに夢中でしたし、楽しかった。
年末になると母と姉達は、おせち料理の仕度で忙しく、父と兄達は紅白歌合戦に見とれており、終わるとみんなで年越しそばを食べながら、テレビでゆく年くる年を見るのが常連事でした。除夜の鐘を聞きながら、全国の風景をみて年を明けました。